1. マウスピース矯正の「ゴムかけ」とは?役割と仕組み
2. マウスピース矯正のゴムかけはいつから?
3. マウスピース矯正におけるゴムかけの注意点
4.大岡山駅7分の歯医者 セレナデンタルオフィス 大岡山 のマウスピース矯正
マウスピース矯正は透明で目立ちにくく、取り外しも可能な点から多くの方に選ばれている矯正方法です。その中で、治療の精度や効率を高めるために使われるのが「ゴムかけ」と呼ばれる方法です。ゴムかけは歯並びの細かな調整や噛み合わせの改善に重要な役割を果たしますが、「どんな目的で使うの?」「いつから始めるの?」「注意点はある?」といった疑問を抱く方も少なくありません。今回は、マウスピース矯正のゴムかけについて、仕組みや開始時期、注意点などを解説します。
1. マウスピース矯正の「ゴムかけ」とは?役割と仕組み
マウスピース矯正の「ゴムかけ」は、矯正用の小さなゴムを使って歯に力を加える補助的な方法です。歯科では「顎間ゴム」とも呼ばれ、上と下の歯に取り付けたフックや切れ込みにゴムを引っかけて使います。これにより、マウスピースだけでは難しい複雑な歯の動きや、上下の噛み合わせの調整が可能になります。
主な役割と仕組みは以下の通りです。
①噛み合わせの調整
マウスピースだけでは上下の歯の位置関係を整えるのが難しい場合、ゴムかけを行うことで適切な噛み合わせに導くことが期待できます。
②歯の移動を補助する
前歯を後ろに下げたり、奥歯を前に引いたりといった動きは、マウスピースだけでは十分な力が伝わらないことがあります。ゴムを使って一定方向に力を加えることで、より的確な歯の移動が実現します。
③治療期間の短縮
必要に応じてゴムかけを取り入れることで、歯の動きがスムーズになり、全体の治療期間が短縮されることもあります
ゴムかけは、治療計画に沿って場所やかけ方を決定しており、歯科医師の指示に従って行う必要があります。自己判断で使用することは、噛み合わせのズレや歯列の乱れを引き起こす恐れがあるため避けましょう。
2.マウスピース矯正のゴムかけはいつから?
ゴムかけを始めるタイミングは、患者さん一人ひとりの治療計画によって異なります。ただし、一般的にはある程度歯の移動が進み、基本的な歯並びが整ってきた段階で導入されることが多いでしょう。以下に代表的な開始タイミングの目安を紹介します。
①中盤〜後半の治療ステージ
最も多く見られるのが、治療の中盤以降、ある程度の歯並びが整った段階で噛み合わせの調整を目的としてゴムかけが始まるケースです。特に上下の前歯や奥歯の位置関係を微調整する必要がある場合に活用されます。
②特定の歯の移動を助けるために早期から使用するケース
奥歯を前に引いたり、前歯を後ろに引いたりする必要がある場合には、初期段階からゴムかけを指示されることもあります。特に抜歯を伴う矯正では、歯をスムーズに動かすために早期から使用することがあります。
③治療の進み具合によって変更される
治療は計画通りに進むとは限らず、途中で調整が必要になることもあります。そのため、当初の予定より早く、または遅くゴムかけを始める場合もあります。
④歯科医師の判断に基づく
ゴムかけの開始時期や装着時間は、口腔内の状態や治療の進捗状況に応じて歯科医師が判断します。患者さんによる自己判断での開始や中断は避けましょう。
ゴムかけは、見た目の変化以上に「噛み合わせ」の調整という重要な役割を持っています。そのため、マウスピース矯正の成功には欠かせない工程の一つといえます。
3. マウスピース矯正におけるゴムかけの注意点
ゴムかけは矯正治療を効果的に進める上で重要ですが、正しく行わなければ期待通りの効果が得られないばかりか、歯並びに悪影響を及ぼすリスクもあります。ここでは、マウスピース矯正でゴムかけを行う際に知っておくべき注意点を解説します。
①毎日の装着時間を守る
ゴムかけは、歯に継続的な力をかけることで歯の位置を動かしていく治療法です。1日あたりの装着時間が不足すると、歯が十分に動かず、治療の遅れや計画変更が必要になることもあります。
②ゴムの交換は毎日行う
使用するゴムは非常に細く、伸縮性が重要です。しかし、時間が経つとゴムの弾力は弱まり、十分な力を発揮できなくなります。そのため、ゴムは基本的に「毎日交換」するのが原則です。
③食事や歯磨きのときは外す
ゴムは装着したまま食事をしたり歯磨きをしたりすると、ちぎれてしまう恐れがあります。また、汚れや細菌が付着することで口腔内のトラブルにも繋がります。食事や歯磨きの前には外し、清潔な場所に保管することが大切です。
④外出先にも予備のゴムを持ち歩く
ゴムが外れたり切れたりした際にすぐに交換できるよう、予備のゴムを持ち歩く習慣をつけましょう。
⑤口腔内に違和感や痛みがある場合は歯科医師へ相談
ゴムを引っかける位置や方向によっては、歯や歯ぐきに負担がかかり、痛みや腫れを生じることがあります。我慢せずにすぐ歯科医師に相談し、必要に応じて装着位置や治療計画の調整をしてもらいましょう。
⑥自己判断で装着時間や方法を変えない
「今日は付けるのが面倒だから」「痛みがあるからお休みしよう」といった自己判断は、治療効果を著しく低下させる原因となります。治療計画通りに治療が進行するように、歯科医師の指示に従い、指示された通りに装着・管理をしましょう。
ゴムかけの管理は、毎日の小さな積み重ねが大切です。正しく使用し、口腔内を清潔に保ちながら進めることで、効果的に歯を動かすことが期待できます。
4. 大岡山駅7分の歯医者 セレナデンタルオフィス 大岡山 のマウスピース矯正
大田区・目黒区の歯医者 セレナデンタルオフィスでは大人の歯並び・噛み合わせ矯正に「インビザライン」を、子どもの歯並び・噛み合わせ矯正に「マイオブレース」を提供しています。
大田区の東急電鉄・大岡山駅から徒歩7分にあります。
①インビザライン
インビザラインは、透明のマウスピースを装着することで歯並び、噛み合わせを整える矯正治療です。
当院では治療の進み具合や、今後必要な治療期間についてもその都度お話しし、患者さんに納得いただきながら前向きに治療に取り組んでいただけるように心がけています。
▼インビザライン矯正の詳細はこちら
②マイオブレース(MRC(Myofunctional Research Co.)矯正)
子どものあごや顔面の形が正しく成長するよう誘導できる矯正治療としてマイオブレースを導入しています。
マイオブレースに対応している医院は限られていますので目黒区・大田区で小児矯正、小児の予防矯正についてご相談がある方は当院までお問い合わせください。
▼マイオブレース矯正の詳細はこちら
目黒区・大田区の歯医者 セレナデンタルオフィス大岡山は「自分が受けたい、自分の家族に受けさせたい」と思う診療のご提供をモットーに、大人から子どもまで安心して通っていただける歯医者を目指しています。
目黒区・大田区で歯並び・噛み合わせ矯正をご検討の方はお気軽にセレナデンタルオフィスまでご相談ください。
まとめ
マウスピース矯正における「ゴムかけ」は、治療の効果を高めるために役立つことがあります歯の動きに力を加えたり、上下の噛み合わせを整えたりする目的で使われ、治療の進行状況に応じて歯科医師の判断のもとで始められます。ただし、ゴムかけは正しい使い方を守ることが重要です。装着時間を守らない、装着方法を間違える、自己判断で使用をやめるといったことは、歯並びや噛み合わせの悪化につながる恐れがあります。また、痛みや違和感がある場合は我慢せず、すぐに歯科医師に相談することが大切です。日常的には、ゴムを毎日交換し、食事や歯磨きの時には外すこと、外出先でも予備を持ち歩くなど、こまめな対応が求められます。慣れるまでは煩わしく感じるかもしれませんが、理想の歯並びを目指すためには必要な工程です。マウスピース矯正のゴムかけについて正しく理解し、適切に使用することで、より効果的に矯正治療を進めましょう。
目黒区・大岡山周辺エリアでマウスピース矯正についてお悩みの方は、セレナデンタルオフィス大岡山までお問い合わせください。
監修:諏訪 知美