1. 眠れないほどのマウスピース矯正が痛むことはある?
2. マウスピース矯正の痛みの原因とは?
3. マウスピース矯正の痛みが強いときの対処法と眠れる工夫とは?
4. 大田区・目黒区の歯医者 セレナデンタルオフィス 大岡山 の歯科診療
透明で目立ちにくく、取り外してお手入れがしやすいことから、マウスピース矯正を検討する方が多くなっています。一方で「痛みがつらくて眠れない」と感じる患者さんもいらっしゃいます。特に矯正を始めたばかりの頃は、マウスピースの装着による違和感や、歯が動くことで起こる痛みに戸惑うこともあります。夜に痛みが強くなると、睡眠の質が低下し、人によっては睡眠に影響が出ることもあります。今回は、マウスピース矯正による痛みの原因や、痛みで寝付きにくさを感じる場合の対処法について解説します。
1. 眠れないほどのマウスピース矯正が痛むことはある?
マウスピース矯正では、歯が少しずつ動く過程で痛みを感じることがあります。マウスピース矯正中には、就寝時に違和感や痛みを強く感じることがあり、睡眠に影響が出る場合もあります。特に以下のような状況に該当する場合に痛みが強くなる傾向があります。
①矯正開始直後の数日間
マウスピースを装着し始めたばかりの時期は、歯が新しい位置へ動こうとするため、特に強い痛みを感じやすいです。これはマウスピースが歯に圧力をかけて動いているためです。
②マウスピースを新しい段階に交換したとき
マウスピース矯正は、数日から数週間ごとに新しいマウスピースに交換していきます。その都度、歯が新たな位置に動くため、交換後1〜3日は痛みが感じやすいです。
③就寝時に無意識に噛みしめてしまう
夜間、無意識に歯を噛みしめる癖がある方は、マウスピースと歯の間に過度な圧力がかかり、痛みが強くなってしまう場合があります。
④マウスピースが合っていないまたは装着方法に問題がある
マウスピースがしっかりフィットしていない場合や、装着が不十分で浮いてしまっていると、特定の歯にだけ強い力がかかって痛みの原因になることがあります。
マウスピース矯正で痛みが出る方はいますが、痛みの程度や感じ方には個人差があります。数日以上痛みが続いたり、眠れないほど症状がつらいと感じた場合は、念のため歯科医師に相談することを推奨します。
2. マウスピース矯正の痛みの原因とは?
マウスピース矯正の痛みには、いくつか原因があります。これらを知っておくことで、不安を軽減し、必要以上に心配せずに矯正治療を続けることができます。
①歯の移動による圧力
最も基本的な痛みの原因は、歯を動かすことによる「圧力」です。マウスピースは歯を少しずつ動かすため、歯やその周囲の組織に負担がかかり、痛みや違和感が出ることがあります。これは多くの方が経験する、ごく自然な反応です。
➁歯根膜(しこんまく)への刺激
歯の根元には歯根膜という組織があり、これがマウスピースの力で刺激されると、鈍い痛みや違和感が出ることがあります。こうした痛みは通常、数日以内に軽減します。
③噛み合わせの変化
歯が動いていく過程で一時的に噛み合わせが不安定になることがあります。その影響で、食事時や歯を噛みしめたときに痛みを感じる場合があります。
④マウスピースの縁が歯茎や粘膜に当たっている
マウスピースの縁の部分が、歯茎や粘膜にあたり、炎症や痛みを引き起こすこともあります。
⑤口腔内の乾燥
マウスピース装着時に口呼吸をしてしまうと、口腔内が乾燥し、歯茎や粘膜が敏感になって痛みを感じることがあります。
⑥むし歯や歯周病など、矯正以外の要因
矯正とは別に、むし歯や歯周病が進行していると、マウスピースの圧力が加わったときにより強い痛みが出ることがあります。この場合は矯正治療とは別に、むし歯や歯周病などの治療が必要です。
マウスピース矯正による痛みの大半は一時的なもので、数日で軽減するのが一般的です。ただし、激しい痛みが続く場合や、特定の歯だけが痛い場合などは別の問題が隠れていることもあるため、歯科医師に確認してもらいましょう。
3. マウスピース矯正の痛みが強いときの対処法と眠れる工夫とは?
マウスピース矯正による痛みが強く、眠れないほどの状態になる場合に、一般的に行われている対処法として、以下のような方法が知られています。
①マウスピースの装着時間を守る
装着時間を短くしてしまうと歯が後戻りしてしまい、装着時の痛みが強くなりがちです。決められた時間(通常20〜22時間)を守って装着することで、痛みの軽減にもつながります。
②冷たいタオルで顎周囲を冷やす
頬や顎を冷やすことで、局所的な炎症や腫れを抑え、痛みを和らげる効果があります。
③就寝環境を整える
痛みに敏感になる夜間は、リラックスできる環境づくりも大切です。ぬるめの入浴やストレッチを行ってから眠る、部屋を暗く静かに保つなど、入眠しやすい工夫を取り入れましょう。
④マウスピースの縁が当たって痛む場合は歯科医師に調整を依頼する
マウスピースの縁が粘膜に当たって痛む場合には、無理に我慢せず歯科医師に相談しましょう。マウスピースの微調整で、痛みが解消されることがあります。
無理に我慢せず、生活の中でできる工夫や歯科医師からの対応を組み合わせることで、痛みで寝付きにくさを感じる場合でも、今回紹介した方法を実践することで、痛みや不安がやわらぐことがあります。
4. 大田区・目黒区の歯医者 セレナデンタルオフィス 大岡山 の歯科診療
セレナデンタルオフィス 大岡山 は「自分が受けたい、自分の家族に受けさせたい」と思う歯科治療を全ての患者さんに提供することをコンセプトにしている目黒区大岡山の歯医者です。
大田区の東急電鉄・大岡山駅から徒歩7分にあります。
【セレナデンタルオフィスの歯科診療】
➀むし歯治療と補綴修復
歯をなるべく「削らない」・神経をできるだけ「抜かない」治療を大切にし、健康な歯を最大限残す治療を心がけています。
削ってしまったむし歯治療後の歯は保険適用の補綴物、自費診療の補綴物両方に対応しています。自由診療の補綴物(セラミックやジルコニアの白い詰め物・被せ物)は見た目の美しさだけでなく、ずっと自分の歯で食事ができるよう機能面に考慮しています。
▼セレナデンタルオフィス 大岡山 のむし歯治療
➁大人のマウスピース矯正治療(インビザライン矯正)
インビザラインは、透明のマウスピースを装着することで歯並び、噛み合わせを整える矯正治療です。
セレナデンタルオフィス 大岡山 では治療の進み具合や、今後必要な治療期間についてもその都度お話させていただき、患者さんがご納得して前向きに矯正治療に取り組んでいただけるように心がけています。
▼セレナデンタルオフィス 大岡山のマウスピース矯正治療
➂入れ歯(義歯)治療
痛い・噛みにくい・外れる、といった入れ歯のお悩みを解決するため、一人ひとりに合わせた保険適用、自由診療両方の入れ歯(義歯)を製作しています。
▼セレナデンタルオフィス 大岡山の入れ歯治療
まとめ
マウスピース矯正は目立ちにくく、取り外しもできる治療方法ですが、人によっては痛みが原因で眠りにくくなるケースもあります。その多くは矯正初期や交換直後の一時的なものですが、生活への影響が大きい場合は早めに対処することが大切です。原因を理解し、対処法を知っておくことで、痛みと上手に付き合いながら治療を継続できます。
大田区・目黒区でマウスピース矯正の痛みにお悩みの方は、大岡山の歯医者 セレナデンタルオフィスまでお問い合わせください。
監修:諏訪 知美