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子供の歯並びが悪くなる8つの原因とは?

子供の歯並びが悪くなる原因は、遺伝だけではありません。
何気ない癖や習慣が原因になっていることもあります。
そこで今回は、歯並びが悪くなる原因8つを解説します。

指しゃぶり

本来指しゃぶりは赤ちゃんがする行為で、心を落ち着かせるために行います。
3歳ごろまでなら指しゃぶりをしていても問題ありませんが、それ以降も頻繫にしているようなら注意が必要です。
指のしゃぶり方にもよりますが、上顎や上の前歯、下顎に影響を与えるので、出っ歯や開咬(前歯に隙間がある歯並び)、叢生(ガタガタした歯並び)の原因になります。
指しゃぶりは自然になくなっていく習慣ですが、大きくなってもやめられないようなら、一度歯科医師に相談してみましょう。
また、指しゃぶりの代わりに、唇を噛んだり内側に吸い込んだりすることもあります。

また、指しゃぶりには、歯並び以外にも以下のような弊害があります。

口腔感染症

指しゃぶりにより、口の中の細菌が増殖することがあります。これにより、口腔感染症が発生する可能性があります。

言語発達の遅れ

指しゃぶりをしている子供は、指を口に含んでいるために、発音が難しくなることがあります。これにより、言語発達に遅れが生じる可能性があります。

指の変形

指しゃぶりが長期間続くと、指の形が変形することがあります。また、指しゃぶりをすることで、指の皮膚が刺激され、皮膚が厚くなることがあります。

心理的な問題

指しゃぶりは、ストレスや不安を軽減するために行われることがあります。しかし、長期的に続けることで、依存症や自信の喪失など、心理的な問題を引き起こす可能性があります。

指しゃぶりが問題になる場合は、子供の年齢や状況によって、止める方法が異なります。医師や歯科医師に相談することで、適切なアドバイスを得ることができます。

舌癖

舌癖は出っ歯や受け口、すきっ歯の原因です。
舌癖とは、舌で前歯を押す、舌で歯を触るなど舌の癖のことで、食べ物を飲み込む際に舌を前に出すことも舌癖に含まれます。
舌癖は小さな力であると思われがちですが、持続的に力が加わることで、歯並びに影響を及ぼしてしまいます。

口呼吸

テレビや読書など、集中していると口がポカンと開いていたり、口呼吸していたりするのも歯並びが悪くなる原因の一つです。
常に口が開いていると、口周りの筋肉が十分に発達しづらいため、出っ歯や受け口の原因となります。
また、口呼吸を続けることで歯が前に出てきて、口を閉じようとしても閉じられなくなってしまうことも。
歯並び以外にも、口の中が乾燥しやすいため虫歯や扁桃腺が腫れやすい、アレルギーを引き起こすなど体に影響が出るおそれもあります。
口呼吸は、無意識で行っていることが多いため、その都度優しく声をかけてあげるようにしましょう。

頬杖

子供の歯並びが悪くなるのは、姿勢が悪いことも原因の一つです。
頬杖によって上下の歯列が前に傾斜することがあります。これにより、歯並びが悪くなる可能性があります。
また、片方の顎だけに力が加わることで、歯並びが悪くなるだけでなく、顎の骨のずれや顔がゆがむおそれもあります。
普段の姿勢を正すことや運動を積極的にすることで、筋肉や顎の骨の発育を促せば、予防や改善の効果が期待できるでしょう。

爪を噛む

爪を噛むことは、出っ歯やすきっ歯、受け口の原因です。
また、硬い爪をかむことで前歯が削れてしまうという症状もみられます。

子どもが爪を噛む理由は主に以下のような理由からです。

  • ストレスや不安:爪を噛むことは、ストレスや不安を解消するための習慣の一つとして行われることがあります。爪を噛むことで、気持ちを落ち着かせる効果があると感じる人もいます。
  • 習慣:爪を噛むことが習慣になってしまっている場合もあります。子供の場合は、ストレスや不安を感じやすく、爪を噛むことが習慣化してしまうことがあります。
  • 好奇心や興味:爪を噛むことが好奇心や興味から行われることがあります。特に、子供の場合は、新しい感覚を探求するために爪を噛んでしまうことがあります。
  • 暇つぶし:爪を噛むことが暇つぶしになってしまうことがあります。暇な時間に手元に何もないときに、ついつい爪を噛んでしまうことがあるでしょう。

遺伝要因

歯並びは遺伝的な要素も強く関与しています。親が歯並びが悪い場合、子供も同様に歯並びが悪くなる可能性があります。

乳歯の早期抜歯

乳歯が早期に抜けてしまうと、永久歯が正しい位置に生えず、歯並びが悪くなることがあります。

よく噛まない食事

歯並びが悪くなる原因の一つに、よく噛まない食事があります。歯に負担がかからない柔らかい食べ物を多く摂ると、歯並びに悪影響を与えることがあります。

歯磨き不足

歯磨き不足により、歯周病や虫歯が進行すると、歯が傾いたり、隙間ができたりして、歯並びが悪くなることがあります。

まとめ

何気ない癖や習慣は、歯並びに影響を及ぼしているかもしれません。
癖や習慣の改善には、お子さんの努力にくわえ、親御様と歯科医院が協力するのが大切です。
癖や歯並びにお悩みがあるなら、お気軽に当院にご相談ください。